【お悩み解決】デイサービスに行くのを拒否して困っています。

デイサービスに行くことを「拒否」する高齢者家族への対応、お困りではありませんか。
介護者からすると、「行ってほしい」といった思いがあるはずです。
この記事では、高齢者が、デイサービス行くことを、拒否する理由やその対処について理解できます。

目次

理解できますか?デイサービスに行きたくない高齢者の気持ち

しかし私たち介護者家族は、デイサービスに行く高齢者の気持ちになって、考えた事はあるでしょうか。高齢者に限らず、「なんとなく行きたくない」と言う気持ちを抱えることは、学生であれ、社会人であれ、誰でも経験があるはずです。

デイサービスに行くことを拒否する高齢者の気持ちとして次のような点が考えられます。

■デイサービスに行くのがめんどくさい、億劫。
⇒送迎の車等でデイサービスを利用される方が多くいらっしゃいます。他にも、デイサービスの多くは、施設内で活動する内容が、時間で決まっています。朝の体操やお昼、お風呂など、盛りだくさんなイベントを施設滞在中に行うわけですから、「落ち着かない」「自分のペースで過ごせない」と感じる利用者様もいらっしゃるようです。すると、朝、自宅を出る際に億劫になるといった傾向があります。

■興味がない、面白さを感じていない
⇒デイサービスで催されるレクリエーションや、入浴などのサービスが好きではない方が、デイサービスに行くのを拒否されることがあります。また、ぬりえや、リハビリ体操など、デイサービスでのイベントに対し、「子供だましだ」「年寄りを馬鹿にしてる」と感じられる利用者様もいらっしゃいます。

■デイサービスにおける人間関係に困難さを感じている
⇒年を重ねたからと言って、皆、性格が丸くなるわけではありません。また、集団の中で、リーダーシップを取りたがる方もいらっしゃいます。デイサービスには様さまざまな利用者様が存在します。そんな中、利用者様同士の相性が合わなかったり、何かのきっかけで溝ができたりと、人間関係に困難さを感じてしまうケースがあります。

■デイサービスが怖い/不安である
⇒デイサービスのような集団の場にいることや、自宅以外の場所で過ごすことを「怖い」と感じたり「不安だ」と思われるケースも少なくありません。特に認知症をお持ちの利用者様は、この傾向があります。居心地が悪い、落ち着かないという気持ちから、怖さや不安が募り、デイサービスに対し嫌な記憶を残してしまいます。

■迷惑をかけることに遠慮している
⇒入浴などのケアはスタッフの手を借りて受けるサービスです。自身の家族でない「他人の手を借りること」=「迷惑をかけること」と感じ、デイサービスに行くことを悪いなと思われるケースもあります。

とは言っても、拒否される理由は十人十色です。ご家族がデイサービスへ行きたくない理由は、もっと複雑な場合もあります。「どうして家族が、デイサービスへ行きたがらないのか」と、その理由を考えることは、お悩み解決に繋がる大切なポイントです。

10回言うより、一つずつ丁寧に。デイサービスを拒否される場合の対応法

ご家族が、デイサービスに行くことを拒否する場合、あなたはどのような対応をしてきましたか?もし、拒否が見られた場合は、次ような対応をとってみましょう。どのような理由からこの対応をおすすめするのか、理由も含めてご紹介します。

【高齢者本人に対し取る対応】

■なぜ、デイサービスに行きたくないのか本人に聞いて、確認する。
⇒先に挙げた理由のように、集団で過ごすのが苦手、好きではないレクリエーションがあるなど、デイサービスに行くことに対し、億劫になる原因が隠れている場合があります。対策が取れないか、確認しましょう。

■デイサービスへ行くまでの準備・誘導を丁寧に行う
⇒デイサービスへ行きたくないのに、強制的に行く準備をされては、ますます行きたくない気持ちが強くなるかもしれません。「朝ですよ、着替えましょう」「朝ごはんを食べましょう」「歯磨きをしましょう」「でかけましょう」などと、デイサービスへ行くことを1日のルーティーンのように、勧めるのもよいでしょう。

【デイサービスのスタッフや担当のケアマネージャーに対しての働きかけ】

■デイサービスのスタッフに、通所を拒否しがちであることを相談する
⇒デイサービスへ行くことを、拒否しがちな利用者様は、少なくありません。
そのため、デイサービス側としても、同様のケースに慣れていると言えます。
現在の利用者本人の状況を、デイサービスのスタッフに相談するのが良いかもしれません。
何かしらの配慮を取ってもらうことも、できる場合があります。

■本人がデイサービスで過ごす様子を見学をさせてもらう
⇒ご家族が、デイサービスでどのように過ごされているか、見学をしたことはありますか。
デイサービスの様子について、家族がみてわかることもあるはずです。例えば、自宅では囲碁を楽しんで取り組んでいたとします。しかし、デイサービス中は興味を示していないことがある場合、何が原因が潜んでいるのかもしれませんね。

■他のデイサービスを紹介してもらう
⇒サービス内容、人間関係、施設環境など、その施設のあらゆる物が、合わないこともあります。ケアマネージャーに相談し、一度他のデイサービスに見学へ行くことや、実際に他のデイサービスへの移動を考えるのも選択肢として挙げられます。

【他の窓口への行動】

■地域包括支援センターに相談する
⇒ケアマネージャーに相談し辛いことや、相談しても解決しないとお悩みの方もいらっしゃるはずです。地域包括支援センターでは、現在利用しているデイサービスについて相談することもできます。

■介護事業者に直接相談する
⇒公共の介護サービス以上に、民間事業者のサービスは種類が豊富で、その内容が充実している場合もあります。当然、デイサービスについての相談をすることもできますので、窓口の一つとして覚えておくと良いはずです。

まとめ

デイサービスへ行きたくないと、高齢者家族より拒否が見られた場合は、まず、その気持ちを理解することから始めます。次にデイサービスの施設側や、ケアマネ―ジャー、介護事業者等、さまざまな窓口に相談してみることです。
強制的にデイサービスへ行く(行かされる)状態が続くことでは、なにも解決しないどころか、デイサービスへに対し、拒否したい。嫌な気持ちが募るばかりで、良い結果は生まれません。当社でも、同様のお悩みを伺うことがあります。お悩み解決のお力になれるかもしれません。

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